漆塗りの螺鈿細工のルアーを作ってみた(後編)

この記事の続きだよ。

作り方

⑥貝殻の加工
今回はアワビシートとは別に、自分で加工したアワビの貝殻も貼っていこうと思う。
まずは貝殻を薄くしなきゃね。やり方はこちらの記事を参考にしてくださいな。

アワビの貝殻を砕いて、やすりで磨いて…
こう!まだまだ厚い

ちなみに、この作業はマジで根気がいる。貝殻がなかなか薄くならないのよね…

⑦貝殻の装飾を作る
薄くしたアワビの貝殻を好きな形に切って削って装飾を作っていく。

魚への挑発文。食べれるもんなら食べてみろ!BITE MEの方がいいんかな?

当たり前だけど貝殻がめちゃ割れる。これが限界っすね。

⑧装飾をルアーに貼る
作った貝の装飾を漆で貼り付けていく。

ちょっと湿った綿棒で装飾をくっつけて
いい感じにルアーに貼っていく。エラとヒレもあるよ。

アワビシートもあるし、貝殻の切り出しは別にやんなくてもいいかも。
オリジナル感溢れるルアーにしたい人は頑張ろうや!!

⑨漆を塗る
本透明の漆を上から塗って固めてやすってを繰り返し、表面を平らにしていこう。
やはり本透明と言えど黄色がかってしまうが、それもまた味である。

本透明の漆を塗って…
水に濡らしながら、目の細かいヤスリ(1500番)で磨く。

ちなみに漆の乾燥時間をしっかりとらないと、こんな感じで表面がボコボコになるから気を付けよう。

表面が歪み、一生平らにならない。

辛抱強さが大事…!!

⑩仕上げ
表面が真っ平らになったらコンパウンドで磨き、表面をツルツルにしていこう。
薄~く漆を塗ってもツルツルになるよ。お好きな方法で。

ホームセンターで売ってるよ。
コットンなど、きめの細かいもので磨く。
テカテカで綺麗!!一気に透明感が出てくる。

⑪針などを付ける
100均で購入したフック・ブレードを取り付ける。

最近の100均は本当にすごい。釣具屋が心配になる。
プライヤーでスプリットリングと一緒に取り付けよう。

完成品

ということで完成したものがこちら!

当初想定していたものより、ダークな色合いの仕上がりになった。
ベースの紺色なんてもはや分からない。でも黒色のルアーもあるくらいだし、意外と釣れるんじゃないかな、どうかな。

ちなみに左面は電話番号の螺鈿細工にしてみた。これで根がかっても誰かが見つけてくれたら自分のもとに戻ってくるはず!やっぱりロストはしたくないのだ。

誰か見つけたら連絡してね…(ちゃんとロストしないように気を付けます)

数字が綺麗に表面に浮かんでいる。

釣果

ルアーを作ったからには魚を釣らなければ。
これは断じて「アート作品」ではない!!魚が釣れる「ルアー」なんだ!!

釣り場に到着!
行ってこ~い

…やっぱりアート作品かも。また作ってみよう。

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