メガネウオの出会い方

先日、私が愛してやまないメガネウオに会ってきた。
再び出会うことができるよう、メガネウオの会い方&探し方をまとめておく。
全国のメガネウオファンは必見!!

メガネウオとは??

メガネウオとはミシマオコゼ科の魚。砂に潜り、餌である小魚が来るまでジッと待つハンターである。
英名はStargazer fishといい「星を眺める魚」という意味を持つ、何ともロマンチックな魚である。

そんな名前とは裏腹に、その見た目は悪魔や怨霊かと思うほどの極悪面。

デフォルメメガネウオ   かわいいね 

そんなメガネウオとの出会いは、まだ僕が大学生だった頃。
スキューバダイビングをしていた時に、まだ泳ぎに慣れていない後輩が砂に潜っていたメガネウオをフィンで巻き上げた。
こちらから丸見えになっているが逃げていかず、一生懸命に口から疑似餌をピロピロ出す。
その愛くるしさに心を奪われてしまった。

それ以来、砂地をダイビングするときは常にメガネウオを探してきたが一度たりとも会えず。
メガネウオに会いたいという想いは日々強くなっていった。

出会い方(本記事メイン)

ど~~してもメガネウオに再会したい!!

ということでゴールデンウィークに「黄金崎ダイブセンター」にいらっしゃるメガネウオのプロにガイドを依頼した。

1日で2ダイブ。その2本ともずっと砂地を泳ぎメガネウオを探すだけのダイビングをお願いした。
ダイビング前にガイドさんからメガネウオ探しのポイントを教えてもらったので、以下に記載する。

ポイント①:メガネウオが潜った後は涙型。
メガネウオは身をくねらせながら砂へ潜っていく。頭でっかちの魚のため、その潜り跡は涙型になるのだ。この跡が砂地に残っていないか、注視しながらダイビングをしよう。
ただ、砂地にはスカシカシパンの跡も多くあり、結構紛らわしいので注意。
また、海の流れが強い日だと潜り跡がすぐに消えてしまうのでこれもまた注意とのこと。

ポイント②:砂紋の近くに潜っている。
メガネウオは海の流れでできた砂紋の近くに潜っていることが多い。砂紋に沿って探していこう。


ポイント③:砂紋の山頂に頭を向けて潜っている。
メガネウオは砂紋の山頂に頭を向けて潜っていることが多い。
スカシカシパンなどの他の生物の跡と区別する際に活用しよう。

ポイント④:見つかったらラッキーくらいの気持ちで潜る。
一番大事!!
メガネウオは広大な砂地に潜んでいるのだ、まず見つからない。
見つかったらラッキーくらいの気持ちで潜ろう。

ダイビング結果

最後に今回のダイビング結果を記す。
ちなみに自分の持っているカメラはNiconのW300。ハウジングなしで手軽に撮影ができるが、画質はそこそこなので悪しからず。

<1本目>
砂地をただ泳ぐダイビング開始。少し海がうねっておりメガネウオの跡が消えている可能性が高いとのこと。

砂紋があるぞ!!

セミホウボウ。今回はお呼びでない!!

見づらいけど、こんな跡がたくさんある。全部スカシカシパン…

どこまでいっても砂とスカシカシパン。同じ映像が延々と続く。
残念ながら1本目ではメガネウオを見つけることができなかったが、砂地をただ泳ぐだけでも満足できる自分にとっては(空を飛んでいるみたいなので)、めちゃ楽しいダイビングだった。

<2本目>
1本目同様、砂地を泳ぐ。

なんかいる…

エイでした

1本目と同じ視界が続き、残圧も少なくなっていく。
「見つからなかったかあ、まあしゃーないしゃーない」と思っていると、ガイドさんが砂地を指さししている。

指さしていたところを見てみたが、何もいないし、これといった跡もない。
どういうこっちゃと思いながら手で砂をはらってみると…

おった~~~!!!!!

すげえええ!!!本当に見つかった!!!
大学ぶりに!!ずっと恋焦がれたメガネウオに!!遂に会えた!!
おもわずガイドさんと水中でハイタッチ。正直今までのどんなダイビングより興奮している。
というかガイドさんよく見つけられたな…全然わからなかった。

呼吸を落ち着かせて、メガネウオをしばし観察。

意外とでかいよね。
メガネウオとツーショット。
キモイとか言わんでな。

体をくねらせ潜っていく様子や、疑似餌を口からピロピロさせている様子も観察することができた。
最高かよ!!

まとめ

メガネウオの探し方をプロに教えてもらったが、けっきょくのところ素人にはめっちゃくちゃに難しい…。
どうしても会いたいなら、みんなもプロに探してもらおう!!




コメント

タイトルとURLをコピーしました