自分で鞣した魚皮で財布作ってみた。

以前マグロとカワハギの革を鞣したので、財布(小銭入れ)を作ってみた。
↓魚革のなめし方の記事はこちら

その手順を簡単に記しておく。

準備したもの

革細工をするにあたり、今回使用したものは以下の通り。
 ・魚革(今回はマグロ&カワハギ)
 ・型紙
 ・菱形目打ち
 ・ミシン糸
 ・手縫い針

作成の手順

①画用紙で小銭入れの型を作る
いきなり魚革を切って失敗したら悲しいので、まずは画用紙で小銭入れの型を作る。
マグロ革は結構堅めでしっかりしているのでマグロ革をメインで使いたい。カワハギ革は柔軟性に富んでいるので折り畳み部分などに使おう。
ということで以下のように画用紙を切り抜いた。

青がマグロ革、黄がカワハギ革

完成系はこんなイメージ

革を裁断する
型紙を使って革に下書きを行い、カッターを使って革を裁断していく。
マグロ革がグネグネしていて切りづらい。

③革を縫い合わせる
次に革同士を縫い合わせていく。ただマグロ革は堅く、針は簡単には通らない。
そこで使うのがこの菱形目打ち!!

フォークじゃないよ

この菱形目打ちを革に打ち付け、一定間隔の小さい穴をあけていく。そうすれば革に針が通り、革を縫い合わせていくことができるのだ。
ちなみに、カワハギ革は薄い&柔らかいため目打ちしなくても針が通った。
ということで縫い付けたものがこちら。

裁縫ってめっちゃ難しいよね!!

中はこんな感じ

④ホックボタンを取り付ける
縫い合わせは終わったが、このままでは小銭入れに蓋を閉められない。ということでホックボタンを取り付けていく。ホックボタン取付のために以下の品をクラフトショップで購入。

左:打ち棒、右:ホックボタン

これを付けるのがめっちゃむずい!!垂直に打ち付けないと綺麗にいかない~~
妥協してこんな感じに。

ホックボタンが歪んだ…!!

最後に余った革でミニ魚君と紐を作って完成!!

魚がキュートだぞ!!
小銭がたくさん入るぞ!!

まとめ

魚皮に限った話ではないと思うが、以上の方法で簡単な財布(小銭入れ)を作成することができた。
鞣したマグロの革が結構丈夫で、大事にすれば長期間使用できそう。
ただ、すこーしだけ匂いが気になるかも笑

氷見なんかではブリの皮でサンダルを作ったりもしている。もっと魚革加工がメジャーになれば魚ファンとしては嬉しいなぁと思いました。

お魚の皮を革に。新時代の革製品・海から生まれた「フィッシュレザー」
四季を通じてたくさんの魚が獲れ、漁業が盛んな富山県氷見市。この街で、食用時や加工する時に捨てられていた魚の皮をなめして作った魚の革「フィッシュレザー」が誕生したのだそうです。今まで不要だと思われていた

以上!おしまい!!

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