魚から得られた素材だけで魚釣りのためのルアーを作ってみた。
根がかりしても海に還るので環境にもいいはず!!
よくよく考えたら魚にとって極悪非道のことをしているかも。気にしないようにしよう。
ルアーのイメージ
海釣りをするとして、ルアーはこんな感じをイメージしている。
フックアイ・ラインアイはそれなりの強度がないとせっかくかかった魚に逃げられてしまうので、そこだけは針金で作り、それ以外は魚由来の素材で作ってみよう。
ルアーをつくる
今回は以前友達が釣ったマグロをもとにルアーを作っていくぞ。
①骨組み(フックアイ・ラインアイ)を作る
骨組みの部分は針金で作ります。許してください。
針金をくるくるひねって完成!
②ボディを作る
ルアーボディはマグロゼラチンより生成した「魚粘土」を活用する。
↓魚粘土の作り方はこちらから
③フックを作る
次にフックを作っていく。そこそこの強度が必要になるのでマグロの骨を使ってみよう。
この骨は硬骨魚のエラ近くにある骨で、肩甲骨と烏口骨がつながってるものとのこと。
鯛の中にもこの骨はあって、肩甲骨に空いている穴を目玉ととらえて鯛に見えることから「鯛中鯛」なんて言われてたりする。つまりこれは鮪中鮪だ。
というのはさておき、肩甲骨に空いている穴を上手いこと使ってフックを作れないだろうか。
もっともっと骨をとがらせる必要があるとは思うけど、これ以上細くしてしまうと強度に不安が残る。
まずはこの位で試してみよう。
④ヒラヒラを作る
ルアーについているヒラヒラを作る。これは魚皮とかでいいかな。
あとは作ったパーツを組み合わせてルアー完成!
ということでほぼ魚でできたルアー、名付けて「共食いルアー」ができた。
海で試す
作ったルアーで魚が釣れなきゃ意味がない。さっそく海で試してみた。
初めてのボートフィッシングで怖かったので、カメラ・スマホは全て陸に置いてきた。信頼がない。
そのため共食いルアーの動きはお見せできないので悪しからず。
気になる結果は……
1匹も釣れなかった!!メタルジグでカサゴは釣れたので魚はいるはずなのだが…
釣れない理由のひとつは以下の通り。
以前作った魚粘土だが、今さら耐水性がないことに気づいた。
水が染みこむとホロホロっと崩れてしまう。海で実践する前に家でテストしろよ。
まあフックも太いし、正直釣れる気は1mmもしなかったけどね。
海に速攻で還る、使い切りルアーだということにしよう。
根がかっても、あっという間に海に還るもんね。なんて環境に配慮した製品なんだ!!!
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