ズワイガニで紙を作ってみた(ズワイガミ)

ズワイガニの殻がたくさん余っていたので、紙らしきものを作ってみた。
ズワイガニの紙、つまりズワイガミ!!名前は超いい感じだが、結果はいカニ!!

最初に

この世にはストーンペーパーなるものがあるという事を知人から教えてもらった。
なんと石から紙を作るというのだ。本当にそんなものができるの??全然イメージが湧かない。
だって紙って繊維が絡まってできるんだよね??ということで調べてみることに。

石からできた紙【ストーンペーパー】
今回は、ストーンペーパーについてお話します。 ■ストーンペーパーって何? ■石からどうやってストーンペーパーを作るの? ■「元祖ストーンペーパー」と「同じコンセプトの新シート」の違い

上記のサイトによると炭酸カルシウムと高密度ポリエチレンでペレットを作り、それを溶かして薄く延ばすことで紙っぽいものを作っているみたい。
要するに石の粉末が混ぜ込まれたポリエチレンがシート状になっているものってこと??この認識で合っているのか??(間違っていたらごめんなさい)
たまたまたくさん余っているカニの殻にも炭酸カルシウムが含有されているから、それで代用してみよう。
ポリエチレンはレジ袋とか家にたくさんあるよね!!
材料は揃いそうだ!!ってことで、レッツトライ!!

材料

●カニの殻たくさん
●レジ袋

洗浄&乾かしたカニの殻をたくさん用意いたします。(蒸し蟹にしたやつ)
⇓下の記事を参考にしてね。


手順

①カニの殻を粉末状にする。
まずはたくさんあるカニの殻を粉末状にしていこう。目ん玉は外してそれ以外をミルで粉砕!!

こんだけあったのに…
これだけになっちゃった

その後、ふるいにかけて細かいものを抽出する。

カニパウダー!!これに塩を混ぜたらいい感じの調味料になりそう。


②ペレットを作る。
紙の基となるペレットを作っていく。ということでポリエチレンを溶かしていこう。
ちなみにポリエチレンの融点は150℃、軟化温度は120℃とのこと。そのくらいの温度であれば家にあるオーブンでも溶かせるのでは??

家にあったレジ袋を
切って
オーブンで熱したら…
こんなんなった。

この時点ではカニ殻は混ざっていないので、柔らかくしてカニ殻を練りこんで…を何回も繰り返していく。
ちなみにポリエチレンとカニ殻の比率はざっくり6:4くらい。

熱いから軍手やペンチを使って練りこんでいく
空き缶の蓋とかでペレットっぽく成形
紙の基となるペレット完成!!

表面がざらざらっとしている。

③ペレットを紙状に延ばしていく
ペレットをオーブンで熱して柔らかくしてから延ばしていく。
延ばすのに使うのは一家に一台ある…

パスタマシーーーーン!!!
キュルキュル
プレスせんべいかな??

ということで厚さ1mmくらいのシートができた。これ以上はパスタマシーンでは薄くできなそうだ。
麺棒ならもっと薄くできるかもだけど、とりあえずこんくらいにしておく。

後はカットして完成!!

ちょっと厚いかも。でも質感はざらざらしていて再生紙っぽい。色とかムラがあるけどそれはそれで味があっていいかもね。

まとめ

ズワイガニを使って、紙というか…シートを作った!!

ちゃんとボールペン、シャーペンで書けたぞ!
せっかくだから名刺にした。

先ほども言った通り、ただのポリエチレンシートではなくカニ殻が練り混ざっていることにより、紙に近いざらざらした質感になっている。だからシャーペン・ボールペンでも問題なく書けるのだろう。

ただ、通常の紙と違って折りに対する耐久性が低い。ストーンペーパーは折り紙とかもできるのかな。できるんだったら今回作ったものと何が違うんだろう。薄さかな。そもそもカニ殻じゃダメだったのかな、ポリエチレンと練り混ぜるだけじゃダメだったのかな…??
とりあえずまだ色々検討の余地はありそうだ。また今度チャレンジしてみよう。目指せズワイガミで折り紙!!

⇓ズワイガニでガマ口財布も作ってみたよ。

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