ホタルイカを食べると口の中に硬いものが。目玉である。
口触りが悪くなるので邪魔でしかないが、よく見ると結構綺麗だ。言い過ぎでしかないが、スワロフスキーに似ている。
ということで、何かに使えないか考えてみたよ。
ホタルイカの身投げに行ったよ
なぜホタルイカを食べていたかというと、富山県に行ってホタルイカをたくさん捕まえてきたから。
富山県の海では、春の夜にたくさんのホタルイカが浜に打ちあがる「ホタルイカの身投げ」という怪奇現象が起きるのだ。身投げと聞くと大層切ないが、産卵のためにホタルイカたちが浅瀬に集まってくることで起きる現象。次の世代に命をつなぐために必要なことなのだ。
行ってきた場所はここ。

ホタルイカの身投げが始まるのは夜中の2時ごろだそう。それまで車の中で仮眠を取ろう。
そう思っていたが、なぜだか怒号やクラクションが飛び交っている。
どうやら駐車場の出入口に車を停め、海に繰り出した人がいるらしい。すごいやつもいたもんだ、みんな駐車場から出られなくなった。
さらに大学生集団の騒ぎ声も合わさり、もうしっちゃかめっちゃかに。お祭りみたいになってる。
寝れたもんじゃないので、Youtubeでホタルイカの身投げ動画を見て時間をつぶした。予習大事。
自分は喧噪も含めてそんな環境を楽しめたのだが、あまり褒められたものではない。
騒音で近くに住んでいる人は大変だろうな。ポイ捨てや違法駐車もたくさんあるんだろうな。
ホタルイカの身投げを見に行く人は、できるだけ地元の人に迷惑をかけないよう、モラルある行為を心掛けよう。
適当に時間をつぶし、夜1時頃に海を見に行くと…


もうホタルイカが湧き始めたのだろうか。慌てて自分もウェーダー・ライト・網を装備し海の中へ。
周りにたくさん人がいるので、安心して夜の海に繰り出せる。


ボーっと泳いでいるので、簡単に掬えてしまう。掬った時に「キュー」って鳴いてかわいい。
この日は結局30分で30匹程度を掬えた。1分1匹ペースだ。
時合がいいと10分で100匹とかになるらしい。もはや怖い。

ホタルイカは家に帰って一夜干し&炙って食べたよ。


アクティビティとして超楽しかった。その地域でしか体験できない自然現象、貴重だね。
ホタルイカの目玉を観察
ということでホタルイカを捕まえたのだが、今回注目すべきはその目玉たち。
正しくは目玉の中の「水晶体」になるのかな。



ここでイカの目玉の構造を学んでみよう。

イカは人と違い水晶体(レンズ)が硬いので、伸縮できず厚さを変えられない。
ではどのように焦点を合わせるかというと、水晶体ごと前後に動かすのだ。カメラで焦点を合わせるのと同じような理屈だね。
水晶体を移動させる支点があったため、イカの水晶体には線が入っているのだろう。


こんなイカの水晶体だが、何かに活用できないだろうか。
イカ水晶体の使い道
①虫眼鏡
半分に割った水晶体を使って面白いことができる。用意するものは適当なレシートだけ。
(レシートじゃなくても小さい文字が書かれているものだったら何でもいいよ)



イカの水晶体がレンズの役割を果たしていることがよ~く分かるね。
まあ虫眼鏡にするには小さすぎる。実用性は皆無なので没。
②点字
ポツポツしているから点字に使える。

無害だから食べ物にも使用できるのが特長。
と思ったけど口触りが悪いっていう話だったわ。これも没。
③デコレーション
水晶体を使って、平成のギャルみたいにデコレーションできないかな。

正直デコレーションくらいしか使い道思いつかんかった。いや、誰もこんな使い道しないか。
あとはまあ…アクセサリーとかにはできるかもね、なんか適当すぎる。随時更新します。
他の使い道を思いついたら教えてくださいな!!
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