イセエビの殻でアクセサリー作ってみた。

去年の年末。ふるさと納税の申請をしていないことに気づき、急いで色々申請。
案の定、返礼品で冷凍庫がパンパンになりまして、自分の計画性のなさにあきれておりました。

そんな返礼品のひとつがこのイセエビ。

やばすぎ。こんなに贅沢していいんか??罰当たりそう、まあいっか。
どうせなので贅沢にエビチリにして食べた。

調理しているときに思ったけど、イセエビ含む甲殻類って見た目より身が少なく、殻ばっかりでがっかりしちゃう。
でもでも、この残った殻が自宅で簡単に素敵なものになるのなら、そんながっかり感もなくなるのでは??
ということで何に使えるか考えてみよう~!!

イセエビの殻を観察

そもそも甲殻類の殻は「キチン」が主成分となっている。エビに加え虫の外骨格とかも形成している自然界になくてはならない立派な物質だ。よくエビの殻とゴキブリの羽が同じ成分なんだぞ~とか言われているあれね。
自然界にいくらでもある資源だから、昔っから色々使い道を考えられてきたらしい。

キチンナノファイバーとは | 株式会社マリンナノファイバー
キチンナノファイバー What is Chitin Nanofibers? キチンナノファイバーとは、カニ殻な

↑いろんな分野で応用がされてるんだね。知らなかった。

ただ、そのままの素材では実用に耐えられるほどの強度を持ち合わせていないというのが現状だ。
と、前置きはこのくらいにして、イセエビの殻をじっくり観察していこう。

言い方間違ってると思うけど、上半身/下半身に分けて見ていく。

①上半身

棘棘。防御するぞ!という固い意思を感じる。
宇宙人みたい。

②下半身

とても綺麗。
くるっと丸まる

下半身は蛇腹部分の機構とか面白いし、小物入れとか作れそう。可能性を感じる。
上半身は正直何も思いつかなかった。見た目はクソかっこいい&神々しいので玄関とかに飾って魔除けにしたらいいんじゃないかな(投げやり)。とりあえず宿題事項として持ち帰らせていただきます。

下準備

まずはイセエビの殻を素材として使えるように下準備をする。

①洗浄
まずはイセエビの殻についている身や汚れを取ろう。
弱アルカリ性の洗剤を薄めた溶液に30分ばかし漬けとく。

②乾燥
次に乾燥。写真に撮れていないけど、尾びれが乾燥して縮まないように、重しをおいて乾燥させた。

③油分を追加
このままだと蛇腹部分の薄膜が容易に壊れてしまうので、ハンドクリームを塗って柔軟性を持たせる。

ということで、しっかりと丸められるイセエビ外骨格素材の完成!!

尾びれも綺麗に乾いたよ
ちゃんと丸まるよ
新種の虫かな??

よく見ると、緑と白の色味が強いものと、赤の色味が強いのものに分けられる。
後から調べて知ったのだが、イセエビの種類により色が変わってくるそうだ。
どうやら、赤みが強い真ん中2つがイセエビ、緑みが強い左右2つがケブカイセエビみたい(間違ってたらごめん)

これを素材に何ができるかな??

加工チャレンジ①

まずは一番目に引く「蛇腹部分」をどうにか使えないか。
ということで物は試しで蛇腹部分を組み合わせてみた、

開閉可能な三角形の何かができた!!これはおにぎりケースになりそう!!
なんか見た目キモイな~とは思うけど、ニッチな人には刺さるんじゃねってパカパカ開け閉めしてたら…

パキャッ

蛇腹の薄膜が裂けて壊れてしまった…やはり薄膜はどれだけ柔軟性を持たせても耐久性はないらしい。
薄膜を使わない形で何か使い先はないものだろうか…とイセエビの殻をいじくりまわしていたら…

バリーン

だよね~~割れるよね~。やっぱり強度を持たせるための工夫が必要だろな。
ということで蛇腹部分はまた今度加工を試みることにする。

加工チャレンジ②

結局外骨格は加工が難しそう。でもこれだけだと何もやっていないと同義なので、イセエビの遊泳肢?に注目してみる。

青色がとても綺麗

綺麗な色合いだからアクセサリーとかにしたらよい感じなのでは??

乾燥させた遊泳肢にレジンを流し、ピンも使って…

イヤリング完成!!
赤・青・黄のグラデーション

意外と綺麗。イセエビから作ったとは誰も思わないのでは??イセエビ1匹から20枚位取れるから、イヤリングもたくさん作れる。今まで殻を捨てていた人はレッツチャレンジ!!

ただ、外骨格の加工からは逃げてしまった……だって取り扱いが難しいんだもの。
これは敗北なのか?否、始まりなのだ!!またチャレンジするぞ!!待ってろイセエビ!!

⇓リベンジしたぞ!!結果はこちら

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