以前、魚から膠(にかわ)を作ってみたことがある。
ということは、膠を原料にした「固形墨」も作れるのでは??
書き初めもしたかったので、魚から取れる材料だけで墨を作ってみたよ!!
墨とは?
今回作りたいのは固形墨。
硬くて四角い、硯にこすりつけて使うやつね。

作るときに必要なものは、煤(すす)と膠(にかわ)の2つ。
煤と膠を練り合わせ、木型に入れて乾燥させたものが固形墨となる。
膠はいわば接着剤。粉末の煤を固形にしたり、紙に書いた文字を固着させる役割がある。
煤はいわずもがな、黒色の色素として必要だ。
そんな固形墨をお魚から作るとしたら、こんなイメージ

膠は魚の内臓をグツグツ煮込み、抽出することができる。
煤は要するに炭素。魚を燃やせば抽出できるはず。
不純物を含んでしまうので、純粋な炭素=真っ黒は難しいだろうけど。
本来の固形墨は、膠の独特なにおいを消すために香料も一緒に練りこむらしい。
様子を見ながら香料も加えてみよう。それじゃやってくぞ!!
作り方
①膠(にかわ)を作る
まずは魚から膠を抽出しよう。
やり方はこちらを参考にしてみてね。


②煤(すす)的なものを作る
本来であれば、蓋をかぶせて植物油を燃やし、蓋に付着した煤だけを使うらしい。
この方法だと純粋な炭素&粒形が小さい煤を採取できるのだ。
今回は面倒くさいので大まかにやろう。魚の骨を丸焦げにし黒色色素として使っていこうと思う。




次に焼けた骨を粉末状にしよう。



色も粒形もまだまだではあるが、気にせずこのまま続けていく。
③練り合わせる
次に、作った膠と煤を練り合わせる。
溶かした膠を徐々に煤に加えていき、お団子くらいの硬さ(※お団子による)になるまでコネコネしていこう。



④型を準備する
固形墨を成形するための木型をあらかじめ準備しておこう。
まずは、固形墨に文字や模様をつけるための型から作っていく。




⑤墨を成形する
先ほど作った木型に練りこんだ墨を詰め込み、四角く成形していく。
墨がこびりつかないように、クッキングペーパーを引いたり、木型に油を塗るなどしておこう。


⑥乾燥&仕上げ!
この時点ではまだまだへにょへにょなので、風通しのいい場所で乾燥させ固めていく。
本来の固形墨では、1か月以上しっかりと乾かすらしい。
乾燥させたものがこちら!

固形墨には金色のあしらいが入っているイメージ。
ということで金色の塗料を塗って完成!


取りあえず、魚由来の素材だけを使って、固形墨っぽいのはできたぞ!
あとは使えるかどうかだね。
使ってみた
作った100%魚由来の墨を使って、文字を書いてみよう。


果たして書けるだろうか…??

ちゃんと黒色の墨汁になっている!!
よ~く見ると粒形の粗さが目立つが、それはしょうがないってことで。

膠が混ざっているため、紙にしっかり黒色が固着されている。
少し茶色が混じり純粋な黒ではないものの、文字を書くには十分な仕上がりだ。
ということで書き初めをしよう。今年の目標はこれだ!!

せっかくなので、魚が入る四文字熟語とした。
読み下し方は、「淵に臨んで魚を羨む」
「水の中を覗き込んでいるだけじゃ魚は手に入らないぞ!まずは家に帰って魚を捕らえる網を作ろうぜ!」という意味である。
要するに「欲するだけじゃなく、有効な手段を講じて行動に移すべき」という戒めの言葉だそうだ。
このサイト名の由来でもある「とりあえずやってみよう」の精神に通じるものがある。
これからも気になることがあったら、まずは行動に移して、新しいことにたくさんチャレンジしてみよう!そんな気持ちになりました。







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