ダイビング@島根 出雲(2024年6月)

ダイビングショップの紹介

今回潜ったのは島根県の出雲市。
出雲市と言ったら日本屈指のパワースポット。10月は「神無月」ではなく「神在月」と言われ、全国の神々が集うらしい、すごい。

出雲大社ももちろん行った
どうやって作ってんの?!

今回訪れたのは、出雲大社前駅からバスで30分程度 北部にある「ダイビングステーションAQUA工房」

ダイビングステーション AQUA工房 〒699−0763 島根県出雲市大社町日御碕450 TEL&FAX 0853-54-5711

このショップは有名な観光スポットが複数近くにあるスーパー好立地。
北部には、石造灯台として日本一の高さを誇り重要文化財にも指定されている「日御碕灯台」。そして東部には同じく重要文化財に指定されている「日御碕神社」が位置している。

日御碕神社とは

「日御碕神社」とは神の宮・日沈宮の2社の総称。日沈宮の名前の由来は、三重の伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社が「日の本の夜を守れ」 との「勅命」を受けたことによるものらしい。伊勢神宮の対となるような神社があることにビックリ。

日御碕神社 - Wikipedia

そしてショップに到着したら必ず視界に入る、ものすごい存在感を放つこの島。

鳥居がある…?
よく見たら海鳥もたくさんいる!

鳥居&祠?があることからも分かるとおり、ここも日御碕神社と深い関係がある。
インストラクターさんが教えてくれたのだが、この島は経島(ふみしま)といい、もともと日沈宮はこの島にあったのだという。勅命により西暦948年に今の場所に遷移したが、現在でもこの島で神事が行われているらしい。年に1度神事に携わる神職等が上陸するが、それ以外は立入が禁じられている島なのだ。

そんなスピリチュアルな島が浮かぶ海で潜れるなんて滅多にできることじゃない!
それだけでもすごいのだが、この海には更なる見どころがある。なんと海中に「海底遺跡」と考えられる痕跡が発見されているのだ!!!海底遺跡、与那国以外にもあったのね!!!
もともと経島の付近にあった島が地滑りを起こし、参道や階段などがそのまま海中に沈んだ(かもしれない)…そんな冒険心をくすぐるロマンあふれる海なのだ。
より詳細なお話はぜひショップに行って直接聞いてほしい。インストラクターさんが地形の模型を用いて教えてくれるぞ!

なんとまあ実に出雲らしいダイビングじゃないか!ドキワクするね!!

168本目 ボングイ

日付:2024/6
天候:くもり

気温23℃
水温:18℃
透明度:6m

最大水深:28m

海中遺跡がある海に潜るって初めて。ドキドキワクワクなダイビング。沖から見る日御碕灯台の存在感もヤバい。

<地形>

階段
階段を進んでいく
階段を上った先にある、神事が行われていたという真っ平らな場所

<出会った生き物>

出雲は海底遺跡だけじゃない!シーズンは高確率でトビエイの群れを見れるんだって!!

奥に隠れたハコフグちゃん
ツノガニちゃん
ヒトデの名前は分からない…
遠くにコブダイも!!

169本目 タイワ&ソフトクリーム

日付:2024/6
天候:くもり

水温:18℃
気温23℃

透明度:6m
最大水深:27m

今度は参道を歩きに行くぞ!!せっかくだから海中でも参拝しちゃおうダイビング。

<地形>

参道。実際に歩いてみる

<出会った生き物>

アナハゼ 意外とかわいい顔してる
安定のカサゴ
とても珍しい横から見たヒラメ
安定のナマコ

ダイビングって、透明度が高かったり、海流がぶつかって魚影が濃かったり、洞窟があって綺麗な日光が差し込んだり、いわゆる海中の自然現象に由来する特徴がそのダイビングスポットの強み・見どころになるんだけど、出雲はそんな自然現象に由来する特徴に加えて、その土地の風土とか伝承まで絡めた文化的な特徴も兼ね備えたダイビングになっている。

要するに1粒で2度美味しい!めちゃくちゃ楽しいダイビングでした~

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