シー陶器を生き返らせてみた

ビーチコーミングで見つかる陶器の欠片「シー陶器」を集めて固めて、今一度ひとつの陶器に生き返らせてみたよ。

ビーチコーミングとは

ビーチコーミングとは、海岸を歩く・漂流物を拾う・愛でる。それだけ!
めちゃくちゃ安上がりな趣味である。

何を見つけられるかは行ってみなければ分からないが、レア漂流物を見つけたときの嬉しさったらない。なんかギャンブル味を感じるね。
パチンコ依存症の治療にはビーチコーミングが効果あるかも。知らんけど。

海岸行って…
ひたすら下を見る!
イカの甲とか貝殻とかシーグラスとかたくさんあるよ。

ゴミもたくさんあるので、できれば拾おうね。
海岸を綺麗にしながら、自然を楽しむ。何て素敵な趣味なんだ!
みんなもレッツビーチコーミング!!

シー陶器とは

貝殻やシーグラスなど魅力的なものはたくさんあるが、今回は「シー陶器」にスポットライトを当てていくぞ!

シー陶器とは、陶器の欠片が長い年月をかけて波や砂に揉まれ角が取れたもの。
愛知県には有名な焼き物の産地「瀬戸」や「常滑」がある。それも関係しているのだろうか、たくさんのシー陶器が拾えたよ。

それじゃあ見つけたシー陶器たちを紹介するぜ!!

それぞれのシー陶器がいろんな形・柄を持っている。個性があって面白い。
もともとどんな陶器だったのかな~思いを馳せる。

青白が多いね
茶碗の底もちらほら
常滑焼は赤茶色だから、瀬戸焼とかだったりするのかな??

シー陶器を生き返らせる

シー陶器を集めて、今一度ひとつの陶器として生き返らせよう。
何でそんなことするのって言われても困る。

こんなイメージね

①下地を作る。
シー陶器だけで形にできたら素晴らしいが、なかなか難しい。
まずは成形しやすいように下地から作ろう。

用意するものは糸と風船!
木工用ボンドを溶かした水に漬けながら、膨らませた風船に糸を巻き付けていこう。

用意するものは糸と風船!
ぐるぐる
乾かしたらこんな感じ。表面はパリパリになっている

②下地を補強する
表面が乾いたら、焼き物用粘土を糸の間に塗りこんでいく。

100均に売ってるよ。
風船は膨らませたまま、粘土を塗りこんでいく
全て塗りこんだものがこちら。
乾燥後、中の風船を取り除く。
オーブンで焼いたものがこちら!糸を含んでいるので強固である。

③シー陶器を貼り付ける
先ほど作った下地にシー陶器を貼り付け、ひとつの陶器に成形していくよ。

ボンドを使ってシー陶器を接着!
難しい

なんとか形になったか…??

④シー陶器の間を粘土で埋める
現状、シー陶器の間には隙間が空いている。焼き物用粘土で埋めていこう。

こんな感じ
埋めた後はオーブンで焼こう

⑤金継風ペイントを施す
金継を実際にやるのは大変なので、金継風の絵具を塗っていく。

Pebeo ポーセレン150陶磁器用アクリル絵具~
ゴールド!キラキラ!!
細いノズルなので、筆を使わずペインティングできるよ!
ぬりぬり。黒塗りしたのは無かったことにして。
金継っぽい
全部塗った。

しっかり乾燥してから150℃で30分焼いて完成!
せっかくなのでお洒落に撮ってみたよ。

じゃん!
おごそか
見る方向によって色んな柄が楽しめるよ。
よくみたらハートがあるよ。

「瀬戸の心臓」と呼ぶことにする。瀬戸焼じゃないかもしれないが。

まとめ

割れて海に揉まれて磨かれて…散々な思いをしたシー陶器たちを、またひとつの陶器に生き返らせることができた。
よかったよかったと言いたいところだが、シー陶器の良さである丸みのある形を全く活かせていない。
苦労してシー陶器になったというのに、むしろ息の根を止めてしまったのかもしれない。

やっぱり「エゴ焼き」と呼ぶことにしよう。

こういう活用方法がいいかもね(京都で買ったアクセサリー)

↓他にもビーチコーミングで拾ったもので色々やってるよ。

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