イカでルアーを作ってみた

モンゴウイカの甲でルアーを作ってみた。
イカでしか出せない魅力溢れるルアーになったので、皆も試してみてね。

↑漆塗り&貝殻を使ったルアーも参考にしてね。

イカの甲とは

漁港で大きめのモンゴウイカが格安で売っていたので買ってきた。

これで2000円。すごい。

コウイカしかり肉厚な身で食べ応えがあり、とても美味である。

イカ墨の量もすごい。パンパン
イカ墨パスタにして食べたよ。何がとは言わないけど次の日ビックリするよね。

色々特徴があるが一番目を引くのがこちら。

ドン!!体長の8割くらいを占める大きい骨!!
サーフボードみたい。見た目に反してとても軽い。

砂浜を歩いていると時々見かけるよね。いわゆるイカの「甲」であり、コウイカ・モンゴウイカの名前の由来になっている。
実はもともとイカは巻貝の仲間であり、この甲は貝殻の名残。昔は外敵から身を守るためのものであったが、今は浮力調整のために使われているとのこと。そのためか、甲はビート板のようにスカスカの構造になっている。

断面はこんな感じ。多孔質な構造が層となり形成されている。

このイカの甲は、ペットのカルシウム補給のための餌(カトルボーン)や漢方薬、鋳造型など幅広~く活用されている。それらは今度試してみるとして、他の活用方法はないかな??

この素材の一番の特長は加工のしやすさ。言い換えれば脆さでもあるが、加工後に補強すればそのあたりの懸念はクリアできるだろう。とりあえずルアーを作ってみようかな!

作り方

①甲を大まかに切る
甲をルアーのサイズに切り出す。
片面が硬い層でおおわれているのでノコギリを使おう。

こっちの面がめちゃ硬い。
1/4にカットした。

②硬い層を取り除く
後工程で加工する際に邪魔になるので、硬い層を取り除こう。
リンゴの皮むきみたいだね。

1ペア用意する

③ルアーの形に整える
ヤスリとカッターでルアーのボディを整える。
甲はめちゃ脆いので、丁重に扱わないと簡単にへこんじゃうよ!気を付けよう。

こんな感じ
貼り合わせる部分はやすりで平らにしよう

画像のとおり甲には年輪?成長線?が残っており、とてもとても綺麗。
まるで真っ白な木材のようだ。これはイカの甲という素材でしか出せない魅力ではないだろうか!!

④骨組みを作成&ボディに埋める
ステンレスの針金を使って骨組みを作成し、ウェイトと一緒にボディに埋めよう。

ホームセンターで針金を購入
0.7mmの針金だったら、簡単に曲げられるね
骨組みと適当なウェイトを埋め込む
ボンドで接着!!

ルアーが綺麗に泳ぐために、重心とか考慮しながらウェイトを埋め込む必要があると思うけど、今回は大目に見てね。

⑤レジンで補強する
上に記載したように、現時点では甲が脆く外部からの衝撃に耐えられない。
魚がかかったら爆発四散してしまう。ということで、レジンを塗って補強しよう。

これは塗る前
塗った後。綺麗な模様で惚れ惚れする。
上から見るとこんな感じ

多孔質な構造だからか、レジンを塗るとすぐに染みこんでいく。
塗って・染みこませて・硬化して…を繰り返すと、内部までしっかり補強することができるぞ。

⑥アワビシートを貼る
このままではただの白いプカプカ。アワビシートを貼って集魚力を高めよう。

前面・下面に貼れるようにシートを切って…
貼る!

アワビシートを貼った後に、仕上げでもう一度レジンを塗ろう。

⑦好みで装飾
自分好みのルアーとなるように適当に装飾しよう。

どこのご家庭にもある乾燥させたホタルイカの目玉を使って…
こんな感じで装飾!完成!キモい!!

イカの足をイメージして装飾してみたよ。イカの足っていうか怪獣の尻尾みたいになったけど。

このルアーを使って魚は釣れるのか!!コウイカが釣れたら永久機関が完成するぜ。

釣れたらここに追記しま~す。いつになることやら。

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