単純にアド街が大好きなので、名古屋の街をアド街風に調査してみた。
山田五郎さんの気の利いたインテリジェンスなコメントはないけど…
新瑞橋~ほんのりレトロな街~
今回取り上げるのは名古屋市瑞穂区の南に位置する新瑞橋(あらたまばし)駅の周辺。

市営地下鉄桜通線・名城線が交差し、少し歩けば名鉄名古屋本線の駅もある非常に便利な立地です。
新しいお店も続々生まれていますが、昭和の香りが残るスポットもまだまだ多く残っている素敵な街でした。
7位 読めない地名
そもそも新瑞橋ってなかなか珍しい地名。筆者も初めて見たときは全く読めませんでした。

しんみずはし??にいみずばし??分かんないや
正解はご存じの通り「あらたまばし」。”あら”はまだしも、”たま”なんて絶対に読めません。
もともと『新屋敷(しんやしき)』と『瑞穂村(みずほむら)』をむすぶ橋あったから、この地名になったのだそう。実際に明治の頃の地図を見てみると「瑞穂村」と「新屋敷」の名前がありました。

新屋敷にはもともとお城があったようで、今でもその名残が残っています。

ちなみに今でも「新瑞橋」という橋は残っていますが、何と読み方は「あらたまはし」!ややこしい!間違えないように気を付けましょう。


6位 焼きたてメロンパン ポポ
知る人ぞ知るメロンパンの名店です。
熱田に名古屋1号店がありますが、2号店は新瑞橋駅の目の前に!

外はさっくり、中はふかふかの昔ながらの美味しいメロンパンです。


このお店、今は月曜日のみの営業となっています。足を運ぶ際はお気をつけて!
5位 駅からすぐイオン
新瑞橋でひときわ目立つのが「イオンモール新瑞橋」。
特に愛知県内では車で行くイメージがあるイオンモールですが、「イオンモール新瑞橋」は新瑞橋駅からすぐ近くに立地しており、電車やバスで来る方が多くいらっしゃいます。

実際にどれほど近いのでしょうか。名古屋市内の7つのイオンモールを比較してみました。
名前 | 最寄り駅からの時間(徒歩) |
イオンモール名古屋茶屋 | 46分 |
イオンモール熱田 | 14分 |
イオンモールナゴヤドーム前 | 8分 |
イオンモールNagoyaNoritakeGarden | 8分 |
mozoワンダーシティ | 7分 |
イオンモール大高 | 3分 |
イオンモール新瑞橋 | 6分 |
イオンモール大高には及ばないものの、それでも堂々の2位!!
地下鉄沿線ということも考えれば、アクセスの良さは名古屋市内でもピカイチです。
そんなイオンモール新瑞橋ですが、東海地方では初となる冷凍食品専門店「@FROZEN」が出店しています。お寿司からフランス料理、そして日本中のアイスなどなど…多種多様な料理を冷凍食品で手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。



新瑞橋周辺に住んでいる方だけではなく、名古屋市民のお買い物ライフを支えています。
4位 あらたまバッティングセンター
歩いていると、どこからともなく「カキン!!」という金属音が聞こえてきます。
それもそのはず、新瑞橋にはバッティングセンターがあるんです!

昭和41年に開業し、名古屋市内では最古のバッティングセンター。
なんとこのバッティングセンターでは曜日限定で200km/hのボールを体験することもできます!

あのイチローも体験したかも…??
今でも名古屋市内の野球選手たちの練習の場となっています。
3位 新瑞の調べ
新瑞橋駅を出たところにあるこの不思議な形のモニュメント。一体何でしょうか??


弓かな…?? あれ、モニュメントになんか書いてあるぞ!!

自然・歴史・文化の3つを弦とした「琵琶」をイメージしたモニュメントとのこと。
なぜ琵琶なのでしょうか?調べてみたところ、とても悲しい物語が背景にありました。
時はさかのぼり平安時代。平清盛によりひとりの男性が尾張国井戸田村(瑞穂区新瑞橋あたり)への流罪に処されました。その名も藤原師長。
藤原師長は為政の才能こそないとされていましたが、琵琶の名手として知られており、流罪の地でも琵琶の演奏により多くの人の心をつかみました。琵琶を弾くとその音色が熱田神宮まで届いたとの逸話が残るほどの腕前でした。

そんな師長は井戸田村 村長の娘と恋に落ち、幸せな日々を送っておりました。
しかし、流罪より3年経った師長は帰京を許され、師長と娘は離れ離れになることに。

娘は悲嘆のあまり川に身投げをしてしまったとさ…
この物語に関する地名は多く残っており、「瑞穂区師長町」というそのまんまの地名もあれば、師長の法名である妙音院から「妙音通」という地名の由来にもなっています。
「新瑞の調べ」以外にも、師長に関する史跡は多く残されているので、悲しい別れ・琵琶の音色に想いをはせながら史跡を回ってみるのも良いかもしれません。

2位 フジパンの本社
本仕込やネオバターロールなど数々の有名なパンを製造・販売しているフジパン。
なんと本社は新瑞橋駅から徒歩5分の場所に位置しております。


筆者は特にネオバターロールが大好きで、しっかり温めてパンの中のマーガリンを完全に溶かしてから食べるのがお気に入り。

ただここでひとつ疑問が…なぜパンそのものを焼きあげたときに、パンの中のマーガリンが溶けていないのでしょうか。
上の記事によると、バターロールを焼く前ではなく、焼いた後にマーガリンを注入しているのだそう!シュークリームに似た作り方ですね。
注入口は意識して見ないと全くわかりません。フジパンの技術の高さがうかがえます。
1位 新瑞ターミナル
堂々の1位は新瑞橋駅前の新瑞ターミナル!!毎日数多くのバスが集まっています。

バスターミナルの隣には「新瑞ターミナル」というビルが隣接しており、いくつかテナントが入っています。


それでは建物の中を覗いてみましょう。





他にも「うどんあおき屋」などレトロなお店がたくさん!
新瑞ターミナルに限らず、新瑞橋駅周辺は令和の時代においても昭和の懐かしさを感じられる貴重なスポットです。皆さんも、新瑞橋に訪れてみて、昔ながらの温かみのある雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
備考
・薬丸印の新名物を復活させてほしい。
・イノッチの曲はアド街の雰囲気に合っていて素晴らしい。
・峰さんと薬丸さんはほぼ全てのお店に既に行っていて怖い。
・アルプス技研は耳に残るけど何やってる会社か全く分からない。
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