アワビでオカリナを作ってみた

アワビの貝殻を使ってオカリナ風の楽器を作ってみたよ。

はじめに

スーパーでアワビを購入したところ、なんということでしょう、貝殻がついてきた。

立派な見た目

貝殻を観察していて、ひとつ気になったところが。
なんで穴が開いているんだろう??

調べたところ「呼水口」と呼ばれるものらしい。
鰓呼吸による海水の入れ替えや、排泄、精子や卵の放出等のために穴があいているんだとか。
生きるために必須のメチャ重要な穴だった。欠損して穴があいていたわけじゃないんだね。

そんな穴だが、アワビの貝殻を加工するうえではあまり喜ばしいものではない。
穴があいてる箇所は貝象嵌や螺鈿細工には使えないし、お皿にしようとしても穴から漏れちゃったり……全部人間の都合だけどね。

なんとかして、穴を活かした加工ができないものか……熟考したところ、ひとつ思いついたぞ。

オカリナ!!

丸みを帯びたフォルムに複数あいた穴!アワビの貝殻がオカリナに見えてきた。
貝殻を使ったオカリナ風の楽器ができるんじゃないかな。やっぱりできないかな。やってみよう。

オカリナとは

オカリナを作るのであれば、まずはオカリナを知らなければ。
「ゼルダの伝説」のおかげでオカリナというワードには聞き馴染みがあるが、どんな楽器かは全く知らない。

ということで、音が鳴る仕組みを見てみよう。

空洞の中で空気を振動させ、オカリナ本体との共鳴を利用して音を鳴らすんだね。
綺麗な音になるかはともかく、吹込口&空洞&エッジがあれば音は鳴らせそうだ。

作り方

それじゃあ作ってみよう。完成イメージはこんな感じ。

①貝殻の表面を洗浄
まずはアワビの貝殻を綺麗にしよう。
貝殻の表面には牡蠣やゴカイがくっついているので、しっかり除去しないと臭くなっちゃうよ。

ひとつの貝殻にこれだけの別の生命体が…ひええ
綺麗に取れました。ナイスフォルム。

②エッジを作成
続いて、吹き込んだ息をぶち当てるためのエッジを作っていこう。
糸のこぎりを使ってアワビの先端?を切断する。

こんな感じ

貝殻は薄く・鋭く加工ができるため、息を分断するエッジとしての役割は十分果たせそうだ。

③貝殻を研磨
次に貝殻の淵や呼水口をサンドペーパーで磨いていく。

平らになるまで磨く。
おけ!

この段階でちゃんと音がなるかチェックしてみよう。
手のひらを下底代わりにして、息を吹き込んでみる。

ちゃんと鳴っている!!!

これで貝殻の加工は完了!次にオカリナの下底や吹込口を作成していくぞ。

④下底を作成
百均などで売っている焼成粘土を使って作成を試みたが、焼成した際に収縮してしまい密閉された空洞を作ることができなかった。ということで適当な木材を加工してみよう。

適当な板に貝殻の淵をかたどって…
その周りをカット!
研磨機で磨いたら焦げた。良い感じ。
頑張って彫る!
じゃーん!ピッタリおさまった!!!

といっても完全に密封できているわけではないので、パテやレジンなどを使って隙間をふさいだよ。

⑤吹込口を作成
百均で売っているアルミ素材のペンを加工して作ったよ。

ペンというか化粧筆
ハンマーなどで叩いて先細りの形にしよう。

綺麗な音が鳴る位置に微調整しながら、吹込口をボンドで接着!

横から見るとこんな感じ。息がエッジの先端にぶち当たる。

ということでアワビオカリナの完成!!

なんかイカした見た目になったぜ。
本物のオカリナと比較すると穴が少ないし空洞の形も適当だ。まあオカリナ風ということで。

演奏してみた

よっしゃ吹いてみよう!!っていうか、どんな音階になるんだろう??
アワビの貝殻・呼水口に依存しているから吹いてみないと分からない。それはそれで面白いね。

このアワビオカリナの音階は『ド#・ミ・ファ#・ソ#・ラ』だった。ずいぶんと不自由な楽器だ。
この音階で何の曲が演奏できるんだ??音楽に詳しくないから全く分からない。

多分音程は違うけど、このアワビオカリナで絶対に演奏したい曲がひとつあったので演奏してみたよ。

やっぱり海といったらこの曲でしょ!アリエルもアワビを使って演奏していたかも。
他にも貝殻を使った楽器を作ってみたいな、木琴・鉄琴ならぬ貝琴とかね~

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