イカトックリを作ってみた

イカでできた徳利(とっくり)をお土産屋さんで見たことがある。
その名の通り「イカトックリ」というらしい。
気になって手作りしてみたので、その作り方を記しておく。

イカトックリとは

イカトックリとは、徳利と猪口を模したイカの加工品。
日本酒をイカトックリに注ぐことで、イカの風味が溶け込んだ美味し~いお酒となる。
どこが発祥かは分からなかったが、京都の丹後半島や北海道の函館など、海産が名物の土地で親しまれてきたみたい。

いか徳利 | おみやげ・特産品 | いわての旅
歴史や風土、人情に育まれたぬくもりあふれた職人技が光る伝統工芸品、新鮮な食材を活かしたお土産や特産品を豊富に取り揃えています。

青森に行ったときにお土産屋さんで売っていたが、結構高くてビックリしたのを覚えている(4000円位)。でもひとつひとつ手作りしているだろうから、その値段には納得よね。
よっしゃ自分も手作りしてみよう。

手順

①イカを用意する
釣っても買ってもいいのでイカを用意しよう。自分は買ったよ、釣れないもん。

お買い得。

②イカをさばく

まずは足と内臓を取り除いて…
エンペラと薄皮を剥ぐ

包丁を使って穴をあけてしまうのもなんなので、手だけで捌いていこう。

③イカを干す
捌いたイカの胴体をキッチンペーパーでしっかり拭いた後に、風通りの良い場所で乾燥させる。

先っぽを洗濯ばさみでつかんで干す。

1晩程度乾燥させた後に、裏面も乾燥させる。

こんな感じで頑張ってひっくり返す
両面乾燥させたものがこちら!

④トックリの形に成形する
この状態ではイカの表面のみが乾燥しているため、柔軟性は失われていない。
完璧に乾燥してしまう前にトックリの形に成形していこう。

イカの先っぽを中に押し込む(写真右端)
イカのふちをハサミで切って整える(写真左端)
ふくらました風船をイカの中に詰め込む
糸を巻き付け、くびれを作る。

⑤乾燥させて形を固定する。
最後に乾燥させて、トックリの形を固定させる。

ということで完成!!

おお~!トックリというか花瓶??
花瓶やん。イカビン。

ということでイカによる花瓶「イカビン」ができた。タイトルに偽りあり。

最後にイカ墨でお絵描きした。ちゃんと描けるもんだね、布も染められるくらいだし。

イカトックリは日本酒を入れて飲んで…で3回くらい使えるらしい。年末年始で大活躍だね!!

おまけ

日本酒を飲むためのイカトックリがあるのなら、ビールを飲むためのイカジョッキがあっても良いじゃないか。そう思わないか。

イカの足を切って乾燥させ…
イカトッテ完成!!
空き缶などで形作って…
イカコップ完成!!
イカトッテとイカコップを合体!!!イカジョッキ完成!!!

作ってみて思ったけど、イカという素材は結構自由度が高い。
皆のアイデアの数だけイカ加工品は生まれると思う。みんなも作ろう自分だけのイカ○○!

コメント

タイトルとURLをコピーしました