音姫的なものを自作してみた

最近のトイレについている「音姫」が欲しかったので作ってみた。
久しぶりの電子工作だったけど何とかなったぞ!みんなも参考にしてみてね。

最初に

「音姫」とはTOTOが開発した日本のトイレでよく見られる機能で、トイレの使用時に流水音等を流すことで排泄音をかき消すものだ。

新しめのオフィスビルのトイレに設置されてるよね。過去に1回だけ使ったことがあるけど、鳥のさえずりとか川のせせらぎみたいな音が流れるので、周囲を気にせずリラックスして遂行できた。

基本的には不特定多数の人が使うトイレに設置されているものなんだろうけど、前々から僕はこの「音姫」を家にも欲しいと思っていた。それには自宅の構造が関係している。

上図は自宅1階の見取り図なのだが、ご覧のとおりリビングにトイレが直結している。
廊下などの緩衝材を挟まないので、トイレの音がそのままリビングに響き渡ってしまうのだ。
自分はそんなこと気にしない恥知らずな人間であるため問題ないのだが、お客さんを呼ぶ時とかはそんなわけにもいかない。音姫を作ったら解決できるかな??

おさらい

ということで音姫を作るうえで必要な機能をおさらい。

①何かをトリガーにして音が流れる。
 →人感センサーでも接触スイッチでもいいけど、なにかをトリガーに音が流れるようにしたい。
  音が流れっぱなしはもちろん良くないよね。
②音量が調整できる。
 →別になくてもいいかもしれないけど、爆音だったら困る!!
③音楽が選択できる。
 →どうせなら排泄音がかき消される&気持ちのいい音を選びたいよね!!

材料

今回は下記のものを用意したよ。

・スピーカーボックス(BOOKOFFで訳アリ品を200円で購入)
・電子基板(MP3再生用。Amazonで購入)
・スイッチ(ON-OFF-ONの3ポジショントグルスイッチ。Amazonで購入)
・乾電池電源のポータブル充電器(買ったはいいけど使ってなかったやつ)
・USBコード

今回の基盤は5V用。なのでそのまま5Vの電源となるポータブル充電器を使用する。
今回は家にあった余り物を使用しただけなので、好きなもので作ってね。

また、今回購入した基盤はSDカードに入ったMP3ファイルを流すもの。
スイッチを接続することで、音楽の選択・音量の調整もできる優れものだよ!!

あと必要なのは電子工作用のはんだごてとかかな。

手順

①スピーカーを取り出す。
スピーカーボックスを分解して、中のスピーカーを取り出す。
もちろんスピーカーそのものを購入してもOK。

分解!!
欲しいのはこれだけ!

②電源用コードを作成する
今回はポータブル充電器から電源を持ってくるので、そのためのコードを作る必要がある。
作るといってもコードをちょん切るだけ。

100均とかで売ってるスマホ充電用のUSBコード
ちょん切るとこんな感じ

赤い線が5Vの直流電力を供給するプラスの電源線、黒い線がグラウンドだね。

③はんだ付けする
まずはスピーカーと基盤と電源(充電器)をつないでみよう。

ポータブル充電器のスイッチONをトリガーにして音楽が流れる!素晴らしい。

お次はスイッチを接続。

配線はこんな感じ
スイッチに合わせて曲が変わってますな!!

④箱を作る
配線して動作確認も済んだので、それらをひとつにまとめる箱を作ろう。
今回は木材を利用する。

この木材を…
気合で削る&やする
シンデレラフィット
表面はこんな感じ。スイッチ用の穴と、音を通すための穴をあけている。

⑤仕上げ
スピーカーのふたを簡単に作って、配線したものを全て詰めて完成!!

スタンプのふたに穴をあける&布をかぶせて…
掘った穴にはめる。それっぽい。
ということで完成!!ナチュラルな感じでとても良い。

ちなみに電源コードは配線の関係上、USBポートからではなく直接取ってくる形に変更したよ。

まとめ

音姫らしきものを作ることができた。

トイレに置いてみた。

ちなみに流れる音楽はフリー音源サイトからダウンロードしたもの。
森→ヘリコプター→花火→水中爆破の音が順番に流れるよ。
個人的には花火がオススメ。バンバンドンヒューブーボン!バンバン!!!とかで排泄音が紛れる。

音楽と音楽の間に沈黙の時間があるので要注意だね!!

ちなみに今回の材料費は合計3000円くらい。
音姫的なものは1000円以下で売られているので、そっち買おうね。

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